特定の子としか遊ばない小学3年生の娘

 特定の子としか遊ばない小学3年生の娘

3年生になると娘は特定の2人としか遊ばず、他の子とはほとんど遊ばなくなりました。もっとほかの子とも遊んでほしいのですが、そのことをどう説明すれば娘は理解してくれるでしょうか。

 

 

本日の回答者

(公財)新教育者連盟 教育アドバイザー 公立小学校教師

執行 ひろみ

 

 

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A ♪ともだちはいいな どんなときでも こころとこころが つうじあう 

   ともだちはいいな どんなときでも よろこびかなしみ わかちあう♪ 『ともだちはいいな』(繁下和雄 )

 

私はこの歌が大好きでよく口ずさんいます。私にはたくさんの友だちがいて、毎日、幸せを感じながら生活をしています。

 

 さて、設問を読んでいますといくつか疑問があります。「特定の2人としか遊ばず」、とありますが、仲良しのお友達が2人いれば良いのではないでしょうか。決して気にすることではないと思います。また、「他の人とはほとんど遊ばなくなりました」とありますが、何が原因なのでしょう。親の見えないところでトラブルがあったのでしょうか。親としては心配ですね。

 

さらに「もっとほかの人と遊んでほしいのですが」とありますが、おうちの人にとっては、特定の2人はお気に入りではないのですね。

 

娘さん自身が悩んでいないのに、もっとほかの子とも遊んでほしいと思うのは、親のエゴではないでしょうか。それとももっと良い子と遊んでほしいのでしょうか。

 

まだ、生まれてから9年しか経っていない小学3年の娘さん、これから無限に伸びる成長期。友だちづくりの大切な学習期間。いろいろな経験、小さな経験の積み重ねが必要だと思います。

 

先日、小学3年生担任のC先生から次のような悩みを聞きました。最近、大の仲良しのAちゃんとBちゃんがつるんでよくない行動をして困っているというのです。具体的には、外で元気に遊んでいて授業に遅れてきたり、人の悪口を紙に書いたり、集中して授業を受けなかったりなど……担任としては面白くありません。

 

Aちゃん、Bちゃんはお互い気が合い、居心地の良い関係なのですが……。学級経営が上手なC先生は2人の良い所を褒め、学校のルールを守ること、友だちを傷つけないことを約束させたところ、2人の関係は良好でしかもつるまなくなり、ほっとしていました。

 

設問の中に「どう説明すれば娘は理解してくれるでしょうか」とありますが、小学3年生の娘さんに理論で攻めるのはよくないことです。

ただ親の願いをさりげなく伝えることは良いと思います。


― 自分と仲良く、みんなと仲良く―

 どんな時も、「今、自分はどう思っているのかな」「自分はどんな気持ちかな」と、自分の心を見つめ、正直に
行動しましょう。最後に、自分と仲良くして、自分がハッピーでいれば、まわりの人にも優しくできます。
そうすれば、友だちとも、もっと仲良くなり幸せな生活が送れます。人生は楽しい!!

 

 

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ご紹介した記事は、株式会社光明思想社が発行する『生命の教育』令和6年8月号に掲載しています。本記事以外にも「子供にとって厳しさは良くないことですか」、「生きる意欲を失いつつある娘」などのお悩みに回答しています。ぜひご覧ください!

 

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