発達障がいのことを知りたい
発達障がいのことを知りたい
小学3年生の息子がお医者さんから「発達障がいです」と告げられました。子供の困り感が家でも見られます。将来に向けてどのような力をつけていったら良いでしょうか。
本日の回答者
執行 ひろみ
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A 子供は愛されて育ちます。小学3年生に育つまでに両親・祖父母・親戚・保育士・教師など周りの多くの方の愛情をたっぷり受けて育ってきました。これからも一人の人間として育つため に、周りの方たちはたくさんの支援をし て下さいます。だから大丈夫です。 さて、発達障がいって?
一般的に言って様々な発達障がいがあります。
・知的障がい
・自閉スペクトラム(ASD)
・注意欠陥多動性障がい(ADHD)
・学習障がい(LD)
・グレーゾーン
ここでは、それぞれの障がいの説明は省きます。私は昨年から小学校でグレーゾーンの子供たちの指導を行っています。笑顔で肯定的に褒めることをモットーに日々努力しています。
○指導の過程
1実態把握(長所・短所・困っている所・発達段階などをチェックします)
2個別の指導計画(保護者と相談し良い所は褒め、身につけたい力を目標に掲げ、具体的指導を考えます)
3具体的指導(実態に沿ったテキスト・プリント・教具を使って「分かった」「できた」「やってみよう」の声を大切にしながら指導を積み上げていきます)
次に子供が自立して就労するまでは、親としての責任を感じますね。学校・家庭・社会において、どんな力をつけると良いのでしょうか。
◎将来の自立に向けて育てたい力
・素直に指示通りに行動できる
・誰に対しても笑顔で挨拶ができる
・作業が手順通りに継続できる
・身辺自立、規則正しい生活(早寝早起き・朝ご飯・季節やTPOに合わせた服装など)
〈自立とは、「ひとりですべてをできるようになる」ではありません。
自分で生活をまわすために、社会の中でコミュニケーションをとり、自分に必要なものや助けがあればそれを他者から受け取って、それを使って生きていくことなのです。それが自立です。
親がそれを実践していれば、子どもも自然とそれができるようになります〉(成田奈緒子著『「発達障害」と間違われる子どもたち』より引用)
最後に、繰り返しますが「将来の自立に向けて育てたい力」を小学校時代からこつこつつけていくことが大事だと思います。
教え子のA君(特別支援学級だった)は、現在就労してPCの仕事をしています。人の役に立つ大人を育てるために共にがんばりましょう。子供は家の宝、国の宝です。
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ご紹介した記事は、株式会社光明思想社が発行する『生命の教育』令和6年11月号に掲載しています。本記事以外にも「子供への愛情表現に悩んでいる」、「中二の息子が成績の伸び悩みに困っている」などのお悩みに回答しています。ぜひご覧ください!
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