中3の息子は少年サッカーに夢中!
中3の息子は少年サッカーに夢中!
小学生の時からサッカーチームに所属し、中学2年からレギュラーポジションを取ることができて張り切っています。しかし、高校受験の勉強がおろそかになり、高校進学できるかが心配です。
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A ひとつのことに夢中になれる息子さんは大変幸せですね。またレギュラーとして張り切っている姿を見て、お母さんも嬉しいのではないでしょうか。
試合に行けば、お母さんも夢中になって応援している姿が、目に浮かびます。サッカーを通して家族がひとつになれるのは、本当に幸せなことです。
レギュラーをとるには、毎日コツコツと練習を積み重ねる必要があります。自分の課題を見つけ、その課題を克服していく地道な努力を継続することも大切です。
そして、試合に出れば、瞬間瞬間に自分の判断で動かなければなりません。その力はこれから先の人生で必ず生きます。
お子さんは努力の大切さ、心地よさを体感しています。そして、努力により自分の内在する力が伸びる快さを感じてもいることでしょう。
中学校3年生ともなれば、親が思う以上に物事を深く考えているものです。一度、お子さんと、将来の夢やめざす生き方さらに学習について、話し合ってみてはどうでしょうか。
普段見せる顔とは違う、成長した姿を見せてくれることでしょう。
昔、野球部の指導をしていた時のことです。A男がこんなことを話してくれました。
「先生、僕が野球をしている理由を話しましょうか。将来、就職した時に人間関係が大切になりますよね。その時に、野球はいいからなんです。相手と自分のチームであわせて18人と、一遍に知り合える。でも、ある程度うまくないと使ってもらえないし、誘ってももらえない。だから、部活を一所懸命やって、高校でも続けてうまくなって、将来の人間関係の広がりに役立てたいんですよ。高校でやるためにも勉強はやっておかないとね」
中学校2年生がこんな将来設計をしていたことに驚かされました。私の若い頃だったのですが、私より大人だなぁと感動したことを覚えています。
「生命の教育」提唱者の谷口雅春先生は次のようにおっしゃっています。
〈「勉強せよ、勉強せよ」と口癖のように言うと、いくら勉強しても却って心に憶えないのであります。これは又おかしい現象でありますが、原理は簡単です。
「勉強せよ、勉強せよ」というような親は、子供に対してどういう心の態度を執っているかと言いますと、「お前は出来がわるいのだよ」という考えを懐ているのであります。出来るに定っておれば、「勉強せよ」とは申しません。「出来がわるい」と信じているから、「勉強しろ、勉強しろ」とこういうのであります〉
(新編『生命の實相』第47巻17~18頁)
運動をやる子は集中力もあります。お母さんは「あなたの集中力は素晴らしい」と常に言い続けてください。そして、食事のあとにでも、お母さんも30分ほど本を読むなり、同じ勉強をしたらどうでしょう。分からないところはお子さんに聞くと、喜んで教えてくれますよ。
先ずは信じることです。
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