小学生の娘を体力のある子に育てたい

 小学生の娘を体力の ある子に育てたい

娘は特に病気はありませんが、最近太り気味で動作が遅く、力強さにも欠けるように思います。もっと体力をつけたいと思いますが、どのようなことを心掛ければよいでしょうか。

 

本日の回答者

(公財)新教育者連盟 教育アドバイザー 公立小学校教師

執行 ひろみ

 

 

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私はよく本屋さんや図書館へ出かけます。先日、本屋さんで『運動ですべてがよくなる』(旺文社刊)という本に出会いました。体を動かせば……体力がつき成績もよくなると書かれていましたよ。読む価値があります。さて、体力をつけるためには三つのポイントが挙げられます。

 

一つ目は何と言っても食事、二つ目は睡眠、三つ目は運動です。

 

〔バランスの良い食事〕
(タンパク質食材)=肉・魚・卵・豆・乳製品など

 →体を作るために必要。特に育ち盛りの小学生は朝、タンパク質をとることが重要です。「朝タン」と覚えましょう。

 

(パン・米・餅・油・砂糖・いもなど)
 →エネルギーになるために必要。日本人はやっぱり御飯をしっかり食べて欲しいです。


(野菜・果物・種実・きのこ・海藻など)
 →体の調子を整えるために必要。免疫力を高める働きがあるのでたくさんとって欲しいです。

 

〔十分な睡眠〕

 生活のリズムが整いやすくなり、体内のホルモンのバランスも保たれやすくなります。 10歳までは8~9時間、 15歳までは8時間が理想と言われています。「寝る子は育つ」人は寝ている間に成長ホルモンが出ます。

 

〔適度な運動〕

 私のお勧めは、学校の休み時間や昼休みに運動場で友達と思いきり遊ぶことが一番良いと思います。体育の授業より効果が大です。9〜12歳はゴールデンエイジと言って、運動の複雑な技術をスムーズに習得できる時期ですが、激しい運動のやり過ぎはダメです。

 

理想はおうちの人と一緒に神社や川沿いや公園などに散歩に出かけること。30分から1時間歩くと自然に体力がつきます。

 

 最後に、私は若い頃、毎日2キロ走ることを決意して100日間続けた体験があります。丁度50日目にオレンジマラソン大会があり、
出場したら優勝しました。楽しく運動を続けていると体力がつき、生活が前向きになります。

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ご紹介した記事は、株式会社光明思想社が発行する『生命の教育』令和6年3月号に掲載しています。本記事以外にも「家庭学習の習慣をつけさせたい」、「子供の乱暴な言葉が気になる」などのお悩みに回答しています。ぜひご覧ください!


 

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