内気で何事にも消極的な娘

 内気で何事にも消極的な娘

小学生4年になりますが、内気な性格のため何事にも消極的です。半年前に転居してきましたが、いまだに近所の人の顔や名前が分からない状態のまま、ひとりで通学していて心配です。

 

 

本日の回答者

(公財)新教育者連盟 教育アドバイザー 公立小学校教師

執行 ひろみ

 

 

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 ♪ありのままの姿見せるのよ ありのままの自分になるの――♪ 映画『アナと雪の女王』松たか子が歌う歌が私は大好きです。 我が娘を見て、ありのままでいいのよ、と認めてやって下さい。この世の中には似ている人がいても同じ人はいません。人はそれぞれ価値ある存在なのです。
私自身も小学生の頃は内気でした。が、いつしか周りを明るく照らし積極的な人になりたいという気持ちが沸き上がり、今、その姿になっています(笑)。人はいくらでも変われます。

 

〔親が見本を見せる〕
子供は親の背中を見て育っていきます。もし、積極的な子供に育って欲しいと思えば、親がその姿を見せてやりましょう。
具体的には、親子でイベントに参加したり、フリーマーケットを出したり、明るい服装に替えたり、色々なことにチャレンジしてみては如何でしょう。

 

私は小学校で何かを教える時は、見本を見せるように心がけています。
習字の時間は、「先生が見本を書くから近くに寄って来て」と声をかけ、筆の運びを見せます。それを見た子供たちは「なるほど、こう書けばいいんだな」と学び、熱心に練習を始めます。そして、子供の作品の良い所を見つけ、○をたくさんつけます。すると、子供たちは大喜びで習字が好きになります。

 

〔応援してやる〕
人はそれぞれ価値ある存在で無限力が備わっています。それを引き出すのが言葉の力です。子供が興味あること・得意なことを言葉で表し、応援してやりましょう。例えば「あなたは、絵を描くのが上手だね」「折り紙で鶴を上手に折れたね」「楽しく本を読んでいるね」などです。

 

〔近所とのおつき合い〕
親子で近所を回って挨拶したり、どこかへ出かけた時のおみやげを差し入れたりすることは、とっても楽しい行動だと思います。
最後に、小さい時にたくさん褒められた子供は自信をつけ、どんどん伸びていきます。小さな成功のために褒めてやりましょう。

 

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ご紹介した記事は、株式会社光明思想社が発行する『生命の教育』令和6年2月号に掲載しています。本記事以外にも「塾へ通わせたいが行きたがらない」、「子育てに協力してくれない夫」などのお悩みに回答しています。ぜひご覧ください!


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