担任を嫌いになってしまった中1の娘
担任を嫌いになってしまった中1の娘
娘は担任の先生に叱られ、それ以来、担任の先生が嫌いになったようです。毎日顔を会わせる担任を嫌っては、勉強にも影響が出ると思います。娘の気持ちを何とか和らげたいのですが。
本日の回答者
執行 ひろみ
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A 旅行の帰り、特急列車の中で「執行先生」と声をかけてくれた車掌さんは小1の時、「僕は列車が大好きだから車掌になると断言していました。「仕事はめっちゃ楽しい!」と笑顔満開。好きなものを見つけ、夢をかなえた車掌さんは私の誇りです。
長い人生の中で好きなもの・好きな人に必ず出会えるものです。私自身、好きな先生に出会って一所懸命に勉強した覚えがあります。
さて、今回は担任を嫌いになってしまったということですね。お子さんを見ていて、親として苦しいでしょう。基本的に、子供の悩みは、子供自身が工夫して乗り越えていかなければなりません。しかも子供にはその力が宿っています。
嫌いな人・嫌いな出来事に出会ったらいったいどうすれば良いかを考えてきましょう。
精神科医・樺沢紫苑さんの本には、「好意1対2対7の法則」が書かれています。自分の周りに 人いた場合、自分を嫌っている人は必ず1人はいる、自分を好きで味方になってくれる人は2人はいる、あとの人はどちらでもないそうです。
また、嫌いな出来事を上手にスルーする言葉として、
・しょうがない
・まあ、いいか
・それはそれとして
・起こったことはしょうがない
・良い経験をした
などが挙げられていました。
解決策として
①担任のことは嫌いでいいです。嫌いな気持ちは仕方がありません。一つの感情のトレーニングだと思いましょう。
②嫌いな担任のことを上手にスルーして、友達との会話を楽しんだり、勉強に励んだりするように声をかけましょう。
③家庭で一緒にコロッケ作りをして、子供の気持ちを聞いてあげましょう。子供のモヤモヤが出てしまうと、心がすっきりして担任に注目しなくなるでしょう。
幸い中学校の学習は教科制なので、嫌いな担任でも顔を合わす時間は少ないですね。
最後に、担任を変えることはできませんが、自分の気持ちは変えられます。嫌な気持ちをいつまでもためておかないで、自分のやるべきことに励まれることを願っています。
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ご紹介した記事は、株式会社光明思想社が発行する『生命の教育』令和6年6月号に掲載しています。本記事以外にも「自分ひとりでは何も決められない娘」、「ゲームに熱中して家の手伝いをしない兄弟」などのお悩みに回答しています。ぜひご覧ください!
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